むし社の糞虫3部作の第2弾が、ちょうど今から3年前に出版されたこの『日本のセンチコガネとその仲間』。センチコガネは、オオセンチコガネに比べると色彩が地味で、しかもどこにでもいる種類なので、オオセンチコガネの陰に隠れがちでした。しかし、日本各地の色彩変異を眺めると、オオセンチコガネに劣らず様々な色彩に彩られていることがわかります。21世紀になって九州の通称「レインボーセンチ」が広く知られるようになると、センチコガネに対する注目が一気に高まったことは記憶に新しいと思います。
「レインボーセンチコガネ」というのは俗称で、正式に図鑑に載っているわけではありませんが、九州の一部の地域では体色が見る角度によって異なり、七色に輝くセンチコガネが生息しているのです。恐らくそこには昔から七色に輝くセンチコガネは生息していたけれど、地元の人はそれが当たり前なので何とも思ってなかったのかもしれません。それをどこかの虫好きが「ややっ⁉ なんだこの美しい虹色は!奈良のルリセンチコガネに勝るとも劣らない美しさだ。よし、レインボーセンチコガネと名付けよう。」と言ったかどうかは知りませんが、とにかく「レインボーセンチ」はブレイクした(?)のです。
この本にはセンチコガネ科だけではなくムネアカセンチコガネ科やアカマダラセンチコガネ科の珍しい糞虫もたっぷり綺麗な写真で紹介されています。たまたま何かの幸運が重なったときにしか採集できないムネアカセンチコガネやアカマダラセンチコガネ等が綺麗に可愛く、しかもしっかり生態を捉えた写真がたくさん載っているので、本当に胸がキュンキュンしてしまいます。同時に、生態観察好きの私としては「俺もナマで観察したい」という欲望がメラメラと湧き出してきます。まあ、彼らの100分の1の努力さえもしていない私には天も味方しないでしょうけど・・・。
センチコガネとその仲間のことを生態も含めて楽しく詳しく知りたいのであれば、一番のおススメでしょうね。この本もお値段は『日本のオオセンチコガネ』と同じ6,400円(税別、送料無料)で、売切れ次第販売終了です。普通の本屋さんには置いてないので、まずは糞虫館で実物をご覧ください。絶対欲しくなりますよ。糞虫館には10冊しかありませんが、むし社 や 昆虫文献 六本脚 など昆虫の専門書を扱うお店ならネット通販で購入できます。
今日はここまで。
また明日!
「レインボーセンチコガネ」というのは俗称で、正式に図鑑に載っているわけではありませんが、九州の一部の地域では体色が見る角度によって異なり、七色に輝くセンチコガネが生息しているのです。恐らくそこには昔から七色に輝くセンチコガネは生息していたけれど、地元の人はそれが当たり前なので何とも思ってなかったのかもしれません。それをどこかの虫好きが「ややっ⁉ なんだこの美しい虹色は!奈良のルリセンチコガネに勝るとも劣らない美しさだ。よし、レインボーセンチコガネと名付けよう。」と言ったかどうかは知りませんが、とにかく「レインボーセンチ」はブレイクした(?)のです。
この本にはセンチコガネ科だけではなくムネアカセンチコガネ科やアカマダラセンチコガネ科の珍しい糞虫もたっぷり綺麗な写真で紹介されています。たまたま何かの幸運が重なったときにしか採集できないムネアカセンチコガネやアカマダラセンチコガネ等が綺麗に可愛く、しかもしっかり生態を捉えた写真がたくさん載っているので、本当に胸がキュンキュンしてしまいます。同時に、生態観察好きの私としては「俺もナマで観察したい」という欲望がメラメラと湧き出してきます。まあ、彼らの100分の1の努力さえもしていない私には天も味方しないでしょうけど・・・。
センチコガネとその仲間のことを生態も含めて楽しく詳しく知りたいのであれば、一番のおススメでしょうね。この本もお値段は『日本のオオセンチコガネ』と同じ6,400円(税別、送料無料)で、売切れ次第販売終了です。普通の本屋さんには置いてないので、まずは糞虫館で実物をご覧ください。絶対欲しくなりますよ。糞虫館には10冊しかありませんが、むし社 や 昆虫文献 六本脚 など昆虫の専門書を扱うお店ならネット通販で購入できます。
今日はここまで。
また明日!