私は、ファーブルといえば「昆虫記」しか知らなかったのですが、糞虫館のトータルコーディネートを請け負ってくれたデザイナーさんを通して、ある方からこんなお宝本を寄贈していただきました。(写真1枚目)
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 「本能の秘密」ファブル科学知識全集(12)は、右から左へ読ませるところなどかなり年代を感じさせます(写真2枚目)が、発行されたのは第二次世界大戦(1939~1945年)が始まる9年程前の昭和5年(1930年)6月。第一次世界大戦が勃発(1914年7月)した翌年にファーブルさんは亡くなっていますが、複雑な国際情勢の中、当時としては欧州の貴重で先進的な研究観察資料だったのかもしれません。〔非売品〕となっており、一部の人しか手にすることはできなかったようです。(写真3枚目)
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 裏を見ると、発行者の住所は東京市神田区、印刷者の名前が桃太郎で住所は東京府戸塚町。発行所の電話番号は2175か2176で4桁。さすがに90年近くたつと全く変わっています。では、中身はどうでしょう? (つづく)

今日はここまで。
また明日!