むしむしブログ

タグ:マグソコガネ

 実に興味深いタイトルですね。オオセンチコガネの色彩変異は地域によって大きく異なっており、近畿をざっくり分けると奈良のルリ色系京都南部から滋賀のミドリ色系京都西部から兵庫のアカ色系という感じでしょうか。ならまち糞虫館でも奈良、京都、兵庫のオオセンチコガネを並べて、同一種でありながら大きく色彩が異なることを実感していただいています。で、必ず聞かれるのが「なぜ、生息地によってこんなに色が違うんですか?」。
 私はこれまでは、得意の”オウム返しの術”で「なんででしょうーねー、不思議ですよねぇ。」で終わらせていたんですが、なんと京都の学生さんがこの謎に正面から自らの卒業を賭けて挑みました!「オオセンチコガネの色彩変異と配偶者選択」は、そんな学生さんの想いの詰まった力作なのです(写真1枚目)。
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 昨年の夏の終わり頃でしょうか、昨年、一人の学生さんが糞虫館に来てオオセンチコガネの色彩変異を調べるようなことを言っていたので、頭で考えるのは簡単でも実際には飼育・繁殖が難しく、まだ誰もその謎を解明できていないようなことをわかったよーなふりをしつつ伝えて、それきり忘れていた(!)のです。が、先週末お母様と2人で来館され、見事卒論としてまとめ上げて無事卒業・進学されたとのこと。おめでとうございます! その時にいただいたのがこのタオル(写真2枚目)。いいでしょ。でも、昨年お会いした時に、感謝されたり役に立つようなことを言った記憶がないんです・・・
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今日はここまで。
タイトルの卒論の中身については、また後日。お急ぎの方は、ならまち糞虫館で見ることができますよ。

 野外で採集したマグソコガネ属(Aphodius属)と思われる幼虫の死亡が確認されました。体内の黒い部分の面積が少なくなり蛹になるのかと思っていた個体とは別の個体ですが、地上へ出てきて、元気がなくなり、そのままお亡くなりに・・・。ショックです。しかし、トラは死して皮を残す。コイツらの死を無駄にしないためにも、先日購入した深度合成機能のついたオリンパスのデジカメで撮影を試みました(写真1,2,3,4)。
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今回、デジカメの力を借りて、マグソコガネ(Aphodius属)の幼虫をじっくり観察することができました。見れば見る程成虫の特徴を備えていることがわかります。細くて長い毛と短い毛とでは、何か役割が違うのでしょうね。この2匹はキバの大きさに違いがあるように見えましたが、別種だったのかもしれません。死んでしまった今となっては、確認する術はありませんが。

今日はここまで。
また明日!

 冬のマグソコガネ達が暮らす容器から発見された2種類の卵。これはマグソコガネの卵か?と期待が寄せられていた小さい卵型の卵ですが、早くも濃い茶色になり死亡が確認されました(写真1枚目の中央)。未受精卵だったのかな?昨日、線虫みたいな正体不明の生き物に絡みつかれていましたが、何か重大な影響があったのかもしれません(写真2枚目)。
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 それにしても残念。と同時に、20~30匹もいる冬のマグソコガネ達は、春がもうそこまで来ているのになぜ産卵をしないのか、という疑問が湧いてきます。糞虫の生態に非常に詳しい方のブログに、冬に活動している糞虫だからといって、低温を好むわけではない、みたいな(うろ覚えなんです)ことが書いてあったような・・・。とすると、こいつらは気温の上がるこれから春の大型の糞虫達が出てくるまでの間に産卵するのか?でも私の手元には、もうすぐ蛹になりそうなマグソコガネ属とみられる幼虫がいる。1月には孵化したばかりの幼虫を採集している。なぜだ?飼育環境が悪いから産卵しないのかも。こういう時は、飼育セットを総取っ替えするに限ります。最初からやり直すってこと。パソコンの調子が悪い時に、よくわからないけどいったん電源を落とすのと同じようなもんですね。

今日はここまで。
また明日。

 最初に5粒の卵の固まりを見つけてからすでに2週間が経過。死んだ卵なら腐りそうなものですが、保護した1粒はいたって健康そうです。濃淡があるようにも見えて、何かが生まれてくる予感がしています。でも、残念ながら糞虫ではなさそうですね。しかし、日々よく観察していると、先日、生まれたて(と思われる)幼虫を発見できたように、結構幸運に見舞われます。今日はまたまた卵を発見いたしました!
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 今回は、バラで1粒のみ。前回のに比べて小粒で、長径は半分くらいでしょうか。比較的透明感はなく、こっちの方がコガネムシの仲間の卵っぽい感じがします。でも、見つかったのはこの一粒のみ。んー、これもまたマグソコガネの卵ではないのかもしれません。

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 ちなみに、2週間前に持ち帰った幼虫ですが、真っ白になりすぐに蛹になると思っていたのですが、相変わらず真っ白のままです。元気に活動しているので、食べないと体に悪いと思い糞粒を入れてみました。彼は糞のフレークの中に住んでいるんですけどね。いやー、糞虫ってホントわからないことだらけです。

今日はここまで。
再見!
 

2/24 晴 10:00〜12:00 奈良公園 
同行者:中谷調査員
環境Ⅱ(芝地と林の境目)
 湿った朽木 クロツツマグソコガネ4
環境Ⅲ(明るい林) 
 湿った朽木 ヒメツツマグソコガネ1
        クロツツマグソコガネ1
 シカ糞塊中新 ネグロマグソコガネ10+
        チャグロマグソコガネ5+
 シカ糞粒中新 ネグロマグソコガネ5+
        チャグロマグソコガネ5+
環境Ⅳ(林)
シカ糞塊新 オビモンマグソコガネ2
       ネグロマグソコガネ10+
      チャグロマグソコガネ10+
 シカ糞粒中古 マグソコガネ属の幼虫1
 
ルーペがなかったので、ミゾムネマグソコガネもチャグロマグソコガネにカウントしていますが、相当数が含まれています。今日はイヌ糞ノーチェックなのでセマダラマグソコガネを観察できませんでしたが、冬に奈良公園でよく見ることのできる6種類を全てカバーできました。満足です。あ、マグソコガネ(Aphodius rectus)を見てませんでした。しまったぁ!
それにしても奈良公園ってすごい場所だと思いませんか?ほんの2時間で8種類(今日は6種類でしたが)もの糞虫に出会えるんですよ。まさに糞虫の聖地ですね。

今日はここまで。
再見!



 

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