むしむしブログ

タグ:ミゾムネマグソ

 11月の上旬は暖かい日も多かったのですが、下旬(11/26)ともなるとさすがにもう冬ですね。センチコガネもエンマコガネも見られなくなってしまいました。しかし奈良公園は日本一の糞虫生息地だけあって、糞虫がいなくなることはありません。10/26にFITに2匹のチャグロマグソコガネが落ちたのは少々早すぎる気もしますが、11月下旬の奈良公園の林に行くと、冬マグソの潜り込んだ穴の開いた糞をすぐに見つけることができます(写真1枚目)。注意深く糞に開いた穴を広げていくと、ネグロマグソコガネ(写真2枚目)が出てきました。
PB240003-1
PB240031

 別の糞からはチャグロマグソコガネ(写真3枚目)、ミゾムネマグソコガネ、オビモンマグソコガネ(写真4枚目)がすぐに見つかりました。オビモンマグソコガネは他の冬マグソに比べると出会える機会は少ないのですが、この日はラッキーでした。
PB240009-1
PB240061-1

 もう少し日の当たる場所も探せばマグソコガネ、イヌ糞があればセマダラマグソコガネも見つかると思います。ちょっと散歩のついでに糞を見るだけで6種類のマグソコガネの仲間を観察できるなんて、日本中でも奈良公園ぐらいじゃないかな。幸せです。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!
『たくましくて美しい糞虫図鑑』(創元社)は全国の書店で好評発売中!

 奈良公園は真冬でも結構な種類の糞虫が活動しています。と言っても、小さなマグソコガネの仲間ばかりなので、普通の虫好きの人にとっては冬はオフシーズンであることに変わりはないのでしょうが・・・。
IMG_2577-1
 昨日も奈良公園へ行きましたが、ネグロマグソコガネ18、チャグロマグソコガネ9、ミゾムネマグソコガネ10を確認、そして今回はセマダラマグソコガネ(Aphodius nigrotessellatus)も1頭犬糞から見つけました。
 糞虫と言っても、その種類によって好みの糞があり、奈良公園で観察した限りにおいては、ネグロマグソコガネは鹿糞を、ミゾムネマグソコガネは猪糞(2018.04.01訂正:ミゾムネもシカ糞を好んで集まります。冬のイノシシ糞は不味いのかミゾムネ以外の冬のマグソコガネ類もあまり集まりません)を、セマダラマグソコガネは犬糞を、好んで集まってきます。私は犬糞はクサいのであまり好きではないのですが、セマダラマグソコガネをこれまで鹿糞から採集したことがないので、冬になるとやむなく人通りの少ない道の犬糞をひっくり返して回るのです。
 
IMG_2583-1
セマダラマグソコガネの見分け方は簡単で、薄茶色の上翅(背中)にマダラ模様が入っているのですぐにわかります。大きさも5mm前後はあるので、冬の奈良公園付近の犬糞からひとまわり大きな黄色っぽいマグソコガネの仲間を採集したら、それはたぶんセマダラマグソコガネです。上の写真で、ネグロマグソコガネ(左と下の2頭)との大きさの違いが分かると思います。

IMG_2585-1
ひとまわり大きいとか小さいとか言っても、しょせんこんな ↑ 小さな虫たちのことなので、どーでもいいと言えばどーでもいいことですけどね。

今日はここまで。
再見!



このページのトップヘ