4月、5月は、講演会や観察会で予約で埋まっていたのがほぼ全てキャンセルになっており、今回久しぶりだったのでやや力が入ってしまいましたが、「センチコガネ」「ダイコクコガネ」「エンマコガネ」「マグソコガネ」の各グループの特徴だけは1時間で頭に叩き込んでもらって、奈良公園に出発。

ホテル尾花の精鋭6名の観察隊なので、芝地での観察開始早々、カドマルエンマコガネ、ナガスネエンマコガネ、チビコエンマコガネ、クロツヤマグソコガネ、ウスイロマグソコガネなどを次々に見つけて大はしゃぎしてました。林地に場所を移して「こういった直射日光の当たらない場所では、・・・」との説明と探し方のコツを私が言い終わらないらないうちに「いました!」との声が(写真1枚目)。いきなりメインディッシュのルリセンチコガネ。あかんやろー、それは。その後も順調にあちこちで「あっ、いました!」の声が上がり、ほとんどの方が自力で青い宝石を見つけることができました。コカブトムシやクロツヤマグソコガネの幼虫も見つかり、あとゴホンダイコクコガネが見つかればいいなーと思って粘ったのですがそれはかなわず、タイムオーバーとなりました。さすがに一の鳥居周辺でゴホンダイコクを見つけるのは難しかったですね。でも皆さん自分で色々な種類の糞虫を見つけ、糞の中からほじくり出し、手にのせてまじまじと見たので、今後はお客様との糞虫談議が盛り上がること請け合いです。ホテル尾花のロビーが糞虫好きのお客様で溢れかえる日はそう遠くないでしょう。コロナに負けるな!がんばれ、ホテル尾花!!
今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!