大阪ECO動物海洋専門学校から譲り受けたタマオシコガネを飼育してちょうど一ヶ月。徐々に動きが鈍くなっており、先々週投入したシカ糞の塊では1つも糞球を作らず、食べるだけでした。8/26に作った糞球は世話もされず、食べられもせず、糸状のカビ?が生えてきているのがガラス越しに見えます。地下室の壁も崩れ落ちてきて、糞球も埋まりかけています。糞球を救済するため、掘り出すことにしました。
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 地中から出て来た糞球は全部で6個。そのうち一つだけ、育児球がありました(写真1枚目)。大きさは長径39mm(写真2枚目)×短径34mm、てっぺんから少し外れたところに空気穴(?)も開いていました。真ん丸の糞球に卵を産み、それを覆い隠すように糞球を加工して西洋梨の形に作り替えると言われているので、この西洋梨型の糞球の先端を捲れば卵がある可能性が大です。IMG_20180924_200134

 今すぐ、この場で見たいという欲求をなんとか抑え、一定の温度・湿度の保てるよう元のように地下室に戻すことにしました(写真3枚目)。成虫になるまで少なくとも70日以上かかるようなので、気長に待つしかありません。このスカラベの飼育には多くの方々の思いが込められているので、なんとかうまく育ってほしいものです。

今日はここまで。
また明日!