昨年12月のお話です。「藍綬褒章」や「緑綬褒章」など毎年勲章を授かった方のお名前が報道されますが、長年の功績に与えられるもののようで、大学の名誉教授や人間国宝、警察署長など学問や文芸や社会に多大な貢献をした人たちのお名前が目立ちます。我々庶民は「今年はもらえるかな~」なんてドキドキする必要はありませんが、県レベルの秋の叙勲というか表彰となると話は別です。
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 奈良県には「あしたのなら」表彰制度というのがあって、奈良の魅力を広く伝えたり地域に多大なる貢献をした人を対象に知事自らが表彰しています。その様子は、テレビや新聞、you tubeでもナマ配信される一年を締めくくる奈良の一大イベントなのです。今年で12回目を数えるのですが、どうしたことかこの私を推薦してくれる方が現れ、立派な推薦文を書いてくださったのです。そのお力添えもあり、というか、恐らくその力でなんと!表彰されました。あちこちで「フンチュー!フンチュー!」と言ってたらこんなことになり、正直驚いています。
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 荒井知事にお会いするのは2回目になりますが、前回私が言ったことをお忙しい知事が覚えているわけもないので、今回改めて「奈良の経済を支えている糞虫などの生き物をもっと大切にしましょう。」とお伝えするつもりだったのですが、すっかり緊張してしまって何も言えず、でした。我ながら情けない。自分の事業の紹介する時間が3分間あって、先に原稿と画像を提出しているのですが、ナマ配信ですから言ったもん勝ちですよね(ニヤリ)。でもこちらも手順通り原稿を読んでつつがなく終えました。
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 いやー、県の表彰とはいえ奈良県を代表する巨大施設であるコンベンションホールでテレビカメラが回っていると、雰囲気にのまれてしまいます。隣に奈良のバサラ祭りを企画推進した方で老舗蒲鉾屋の大将がいたのですが、バサラの法被を着てカメラ目線でしっかりバサラ祭りの宣伝をしてました。さすがです。パッと見ただけでは、私と同じただのおっさんなんですがねぇ(失礼!)。
 コロナ禍で来館者が落ち込む中、『たくましくいて美しい糞虫図鑑』発刊以来の明るいビッグニュースですし、これをきっかけにマスコミが取材に来てくれないかなー。

今日はここまで。
週末は糞虫館で会いましょう!